コンテンツあれこれ雑記(アニメ編) -7-


 HIROMAの森です。
 
 5/17(土)にイベントやってから、
 もう1月近くになろうとしていますね。

 さて、このあたりでそろそろ、
 以前から続けていた連載を再開しようかと思います。

 まぁ『HUNTER×HUNTER』には負けないよう、
 まじめにやってこうかと思ってます。

 これまでの連載で、アニメをつくるために
 必要な人たちについて、
 ざっとみてきたわけですが、

 今回からは、そうした人々を育成する為の方法、
 およびこの広島での育成が可能かなどを、
 みていきたいと思います。

 今回は「プロデューサー」の育成について
 みていくことにしましょう。


○プロデューサーを養成するには?


 最近は、コンテンツ業界で
 「コンテンツプロデューサー」というのが、最近もてはやされています。

 この「コンテンツプロデューサー」を育成するためのスクールの一つとして、
 以前このブログでも紹介があった「東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ」について
 ちょっとふれてみたいと思います。

 まずは、何も言わずホームページをごらんください。


 だいたい、ポイントは5つあるそうで、

 1.講師全員が業界最前線のリーダー
 2.少人数制指導
 3.インターンシップ
 4.万全の起業、就職サポート
 5.土日だけだから、社会人でもOK


○これを広島で展開可能か?


 この5つのポイント、2と5は別にそんなに驚くほどの
 システムではありません。
 (まぁ、少人数制だとスタッフの金がかかりますけどね)

 まぁ、1についても、
 とりあえず広島に講師をお呼びする、
 広島のコンテンツ産業のリーダーにお願いする、

 といったことが可能でしょう。


 で、問題は3と4。

 アニメに限って言えば、
 広島には現在インターンシップ先たりえるところが、
 少ないといえるでしょう。

 就業先がないのは当たり前。
 (だからこそ、HIROMAができたわけですけど……)

 結論からして、コンテンツプロデューサーを広島で育成することには、
 相当の困難が伴うといえます。

 また、東京でコンテンツプロデューサーになっても、
 よほどの独創的アイデアがないと、
 そのスキルを広島で展開するのは、非常に難しい。

 まぁ、考えてみたら、
 プロデューサーが活躍するための足場がないのだから、
 それを抜きにしてプロデューサー養成っていってもはじまらないわけです。


○プロデューサーに求められるものを間接的に育成?


 しかし、これで終わってしまっては、
 この回はあまりにも希望がない。

 最後に、気休めにコンテンツプロデューサーにもとめられるスキルを
 ちょっとみていきましょう。

 ここでは、とりあえず素人考えだけ書いておきます。
 玄人思考の方は、この本がおすすめらしいです。

 『コンテンツビジネスマネジメント』監査法人トーマツ編)

 素人考えでいけば、アニメ業界の業界知識以外にも、
 こんなスキルはほしいですね。

・リーダーシップ
・マネジメントスキル
ファイナンススキル
・法律知識(特に著作権法

 特に、ファイナンススキルってのは、要は
 「いかにカネを調達するか」というスキル。

 これがなければ、どんなにすばらしいコンテンツの構想があっても、
 それを実現することは難しいのです。

 もし、広島で「コンテンツプロデューサー養成」を
 一つのブランドにしようと思ったら、

 業界知識はあきらめて、
 これらのスキル(つまり、業界にとらわれないスキル)を
 どう身につけさせるかが、問われるでしょうね。

 ただ、この4つのスキルに長けた存在がいたら、
 どんな業界でも引っ張りだこになるってのは、断言できますけどね。


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